Home -> 活動報告 -> 某化学メーカー活動報告
T.リスケジュール(一時的な元金返済緩和依頼のこと)
- 営業赤字原因
大手企業への依存比率(50%強)が高く、数年前から大手企業の都合で売上高が大きく減少、
また弊社への依頼会社(以下、「A社」という。)は、大手企業からの仕事受注の際に
大きな設備投資を余儀なくされ金融機関よりの長期借入により新規設備投資、
それがA社の過去の内部留保を食潰し、現在のキャッシュアウトを招いている。
各取引銀行(6行)へは、現状の経営内容と、それに至った経緯、
原因を説明し今後のA社の経営改善方針を伝え、
この5月末からの各金融機関の元金返済をストップ依頼を致しました。
各金融機関の対応には、温度差(今後のA社行く末をご心配し
励ましの言葉を下さる銀行もあれば、
A社の経営改善方針も見ずに、銀行の都合だけ通す銀行もありました)ありましたが、
A社には多くの従業員と利害関係者もあり、
諦めずに誠意をもって交渉した結果各金融機関ともリスケジュールに応諾して戴けました。
- 今後の弊社の仕事は
・A社の五つの事業部門見直し-----捨てる、守る、育てる事業部門の見分け
(A社の今後の企業再生へ向けてのキーポイント探し)
・売り先の個社別粗利率確認(認識)と対策----経営幹部が中心に
・仕入先への支払い条件見直し--------------経営幹部が中心に
・原価率見直しと対策(個社別) -------------経営幹部が中心に
・一般販管費・製造経費見直しと対策-------各部門責任者を中心に
(当初は、チームを作りゲーム感覚で楽しく「従業員に問題意識を持たせ、達成感と協調性を持って戴く」)運営。
上記5項目については、弊社から管理表等を作り経営幹部と打合せ済。
- A社の方向性
・新設物的分割方法により再生(一年目から黒字経営)を目指します。
早く、2の5項目の資料が弊社へ届く日を楽しみに待ってます。
Home -> 活動報告 -> 某化学メーカー活動報告